【利益を確定させる事の大切さ】

利益を確定する事(以下、利確とする)に関する日本での名言、金言は昔からの米相場での
事字(ことわざ)で、未だにトレードをやっているとよく耳にしたりします。

「利食い千人力」とか、「含み益は絵に描いた餅」とか、昔から ”利益を確定させる” 事に関する相場での名言、金言があります。

過去のブログでロスカットに関する同樣の記事をアップしていますが、今回のお話は、その真逆の
利確の話になります。

投資を行っていると当然のことながら、含み益や含み損が都度発生していきます。
この様な状況の中で、刻々と変化していく含み益から利益を確定するポイントは、ロスカットを適切に行うことと同樣に、投資活動での総合的な利益確保の重要なターニングポイントの一つです。

ポジション保有をしていて含み益が出ていれば何でも利確すれば良い、という事では決してありません。
何らかの根拠に基づいて利確なり、損切り(ロスカット)は行うべきです。

私が裁量売買を行っていた時代では利益確定に関しても何らかの法則なり、自分なりの決め事も持ってトレードを行っていたのですが、殆どのケースで自分自身の ”脳” が判断して囁(ささやく)く
一種の命令のような物に左右されがちだっ様な場面が数多く有ったと記憶しています。

”まだ利益額はそんなに大きくなっていない、もう少し保有していれば更に利益も増えるだろう、このまま暫く我慢して保有しなさい”、 とか自分の脳内で囁きが聞こえます。

その様な時は殆どのケースで、自らが決めていたルールや法則などは一切無視状態に陥り、やがて、何らかの要因で事態は全く暗転してしまってあっという間に損失の方向に株価が動いてしまう。
ここでも何とか損切りもせず更に頑張っていると、やがては大きな含み損に耐えきれず結局は大きな
マイナス計上、という悲惨な状況に成り下がってしまいます。

みなさんも多かれ少なかれ、この様な経験をお持ちの事と思います。

利確値、また、ロスカット値も、しかりでこれらは自分の脳内での葛藤で極めて難しいものなのです。

一定の法則や決め事、これをキチンと自分の中で理解し、それを間違いなく、時には ”非道” と感じる場面でも敢行できる事、これは投資活動を末永く継続出来る鉄則のようなものです。

何度も言いますがこれは自分が信じる自分の脳が支配してしまう裁量売買ではこの鉄則を守り抜く事は普通の人間であれば到底無理な話になります。
まずは、自分の投資スタイルから裁量売買は排除スべきだ、と私は過去の経験からも断言できると思っています。

”非道な形” でのロスカットや利確が敢えて出来る、機械的な売買、すなわち、これらの値が「適切」に
予めインプットされた自動売買の形がベストだと考えられます。

この「適切」な利確値はどの様な観点から求めていけば良いのか、完全自動売買ソフトxBid Pro を
使用していく上での具体的な手法に関して次回お話してみたいと思います。

次回もお楽しみになって下さい。

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