【”SHOGUUN" 米テレビ界ドラマの映えあるエミー賞受賞おめでとう!!!】
今日の話題は、ちょっぴり経済や株式の話とはかけ離れている話題です。
アメリカのテレビ界が毎年優れたドラマ作品を選ぶエミー賞で「SHOGUN」が作品賞などの18冠に
輝きました。
主演男優賞には、真田広之氏が選ばれました。
真田さんといえば、日本の映画界での第一人者の地位を捨てて単身ハリウッドに乗り込んで今日の栄光
の座を射止めました。 これまでの努力の賜物だと大拍手をおくりたいです!!!!!
日本人男優では、世界的に名を知らしめた方は、これまででは三船敏郎さんぐらいでしたが、一躍その
名を世界に知らしめました。
これまでハリウッドで制作された日本の時代劇的な作品では、「GEISH」とか「フジヤマ」とか、普通
の日本人が観たら、 「なんじゃ、コレ、、、、」というまさに時代錯誤の外国人向けの内容のものば
かりでした。
今回は、全編にわたり、日本語が70%以上を占め、それ以外は起用した外国人の話す英語のみ、という
まさにハリウッド初の 「真の日本時代劇映画」 です。
アメリカで放映される映画や、TVドラマでは、ハリウッド作品以外で外国の作品はほぼ100%といえる程、母国語=英語の吹替版 となっているのがこれまでの常識と考えられていました。
それを今回はほぼ全編日本語で字幕付き、葺き替えナシ、という構成でチャレンジした結果で、素晴ら
しい快挙だと思います。
ただ、アメリカもここ数年韓流ブームで、韓国語での映画、確か 万引き家族、とか イカ、、、ナン
トかという韓流ドラマとかが、全て韓国語+字幕となっていて、アメリカ人が字幕に慣れてきていると
いう背景が幸いしたとの見方が有るようです。
英語以外の聞き慣れない言葉と字幕、という新しいスタイルの映画文化を楽しむ、という下地が整って
いたのは、お隣の国のお陰なのかもしれません。
この様な背景はあるものの、製作地が日本ではなく、アメリカハリウッドで制作された純日本時代劇映
画がこの栄え有る性を受賞したのは実に見事だと思います。
真田さんは主演の主人公を演じきるとともに、他の俳優さんたちの一挙一投足まで気を配り、自ら指導
を重ね、プロデューサーをも兼任し、真の日本人の価値観やサムライ世界の美意識などをこの作品の中
にきちんと反映させて作り上げた、と真田さんへの賛辞が多く送られています。
現代では、ネット上にはまさに ”玉石混交” の 駄作から名画まで 溢れていますが、この様な
「本物志向」での質の高い作品づくりが、見た海外の人多くの心を捉えたのだとうろ思います。
日本の映画産業は株価が表すとおりで、あまり評価されているところは見当たりません。
今までの日本映画界は、まだまだガラパゴス的なところが残っている世界に浸っている様にも感じられ
ます。
ただ、一方で、日本のアニメやコスプレ、等の新しい日本の文化も世界で認められてきているのも
事実です。
お隣の国をこの部分は少し勉強してみると良いのかもしれません。
韓国では、専門学校の整備とか、その人材育成に国を上げて取り組んできた事が、現在の世界的な韓流
ブームにも寄与している様子です。 まさに 韓国文化の輸出 そのものです。
でも最近では日本の映画やドラマも今回のようにアメリカハリウッドでも認められてきつつあります。
これを契機として世界に通用する作品づくり、産業として国際収益をキトンと確保できる仕組みずく
り、など、政府をあげて考えていくべき時が来ている様に思えます。
良い意味で、真の日本文化を知ってもらい、日本文化の輸出国 になれば良いな、と願っています。