【AI革命の立役者、ジェフリー・ヒントン氏がノーベル賞を受賞】
本年度のノーベル物理学賞の受賞者がどの様な分野になるのか個人的に興味をもっていました。
先日発表されましたが、今年の受賞はやはり生成AI分野から選出されました。
カナダのトロント大学のジェフリー・ヒントン名誉教授がノーベル物理学賞を受賞されました。
このノーベル賞の背後には今やAIの巨人、一人勝ちの Nvidea の存在が大きく貢献した様です。
以下、受賞の背景、功績内容、とか、私の知識の範囲で記事としてみますので、皆様方の会話の中の
話題として下さい。
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ジェフリー・ヒントン名誉教授(カナダ・トロント大学)が、人工知能(AI)の父としての功績が
認められ、ノーベル物理学賞を受賞することが決定しました。
氏の研究は、2012年の画像認識の国際大会での優勝をきっかけに、AIの世界に大きな変革をもたら
したのです。
この大会でヒントン氏のチームは、エヌビディア(NVIDIA)の半導体技術を活用し、圧倒的な
精度で勝利を収め、AI開発の新たな時代を切り開きました。
また、ヒントン氏の成功の背後には、彼の優秀な教え子たちの存在がありました。
特に、オープンAI共同創業者のイリヤ・サツキバー氏は、その代表的な存在です。
彼らは2012年の大会で、画像認識技術「アレックスネット」を用い、競合を大きく引き離しました。
この大会での成果は、AIの可能性を世界に示し、「ビッグバン」と称されるほど、AIの発展に大きな
影響を与えたのです。
ただ、この成功の背景には、NVIDIAの半導体技術、特にGPU(画像処理半導体)が重要な役割を果
たした事が見逃せません。
当初、ヒントン氏はGPUの有効性には懐疑的だった様ですが、CUDAというソフトウェア基盤の登場
により、GPUを活用したデータ処理の速度が飛躍的に向上した事に驚くことになります。
NVIDIAのジェンスン・ファンCEOは、この技術の可能性をいち早く見抜き、AIへの投資を積極的に
進めたことで、AIの急速な進化が実現する事となったのです。
(先進技術を見抜く才能が素晴らしい!!!!)
ヒントン氏は2023年にグーグルを退職し、AIが人類に与える脅威について警鐘を鳴らし始めました。
その後、教え子のサツキバー氏もオープンAIを退社し、AIの安全性を重視した企業を立ち上げて
います。
彼らは、AIが人類の知能を超える可能性について、「大変強い懸念」 を抱いていますが、
それでもヒントン氏は、自らが築き上げたAI技術について 「後悔していない」 と語ります。
ヒントン氏とその教え子たちが成し遂げたAI革命ビッグバンは、これから先の人類とAIの関係を
大きく左右することでしょう。
更に進化して、幼少期の読んだマンガの様に、ロボットが自ら感情までを持ち、人間と相対していく
様な時代になっていくのか、一度立ち止まってAI進化の度合いにブレーキをかける方向にかじを
切って行くことになるのか、皆様方はどの様にお考えになるでしょうか?
「生成AIの知能」 対 「人間の頭脳」、、、、、
今が大変重要な分岐点まで来ているように私は感じています。
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