【本日と明日のナイトセッションでの株価波乱要因が、、、、】
日本ではなく、遠く離れたアメリカの事なのですが、アメリカFRBの金融決定会合のお話です。
このイベントの結果がその後の全世界の金融政策、ひいては、世界の株価の大きな流れを作るのが
常です。
今回、特に注目される日は、本日(9/17)から2日間に渡って討議されたその内容の結果発表の日、及
び、その時間帯です。
討議内容の結果発表は明日(9/18)の夜中です。
通常、この結果発表での記者会見などの時間帯(通常ですと日本時間の0時前後)では日本の株価も
短時間で大きく上下に振れることが多いです。
FRBの討議内容の結果が発表されていくごとに、その内容を巡って、ごく短時間で株価が大きく振れ
たりするのはいつもの事です。
今回のFRBでは、アメリカの金利下げは既定の事実なのですが、その利下げ幅を巡って市場が疑心暗鬼
に陥ることも有り得ます。
今のところ、順当であれば今回の利下げ幅は0.25%だと思いますが、倍の0.5%となる可能性も有り得
ます。
ただ、大きく0.5%の利下げとなったとしても、ここまでは、アメリカを含めて世界の株価、日本株
(先物)も含めて既に折り込み済で殊更驚きも無いと思いますので、殊更大きな変動もなく無事FRBを
通過、という事になると考えます。
ただ、もし、大きなサプライズが有るとしたら、最近ではハト派的な発言が目立っているFRBパウエル
議長ですので、現在のアメリカ経済の状況が思いのほか悪化している様な可能性を氏が会見で示唆した
場合、市場がそれを次回からのFRBで連続利下げの可能性大、と憶測を伴って察知した場合だろうと思
います。
こうなると結果発表の発言時間の中ではダウ平均株価が大きく振れたりして、その後は株価が大きく
値上がりして引けるというストーリーも有り得ます。
一般的に言えばアメリカのダウが大きく値上がりすると翌日の日本株は連れ高になるのですが、今回は
そうもいかないように思えます。
それは、先日もこのブログで述べましたが、ドル円の為替レートです。
日本は経済先進国の中で唯一金利を上げる方向にあります。
世界の潮流と真逆なのです。
アメリカの金利下げ ⇒ アメリカのダウ、ナスダック、等の株価の急騰 ⇒ ドル円レートの円高へ
の急騰 ⇒(急激な円高は日本経済にはマイナス要因)日本株の急落
この様な図式に陥ってしまう可能性すら有り得ます。
今回は順当に行けば既に株価に織り込み済みという事で、特に大きな波乱無く通過しそうですが、
株価は常に ”予測や疑心暗鬼で大きく動くもの” という事を常に肝に銘じて相場に対処していく
べきと、自身に言い聞かせている自分があります。
今日明日、特に、FRB結果発表の 9/18 の明日のナイトセッションの株価の動きには注意が必要です。