【日本株、現物株7割、先物8割は海外投資家が占める!?】
皆さん、日本株のうち、現物株の7割、指数先物の8割は海外投資家が占めているという現状をご存知だったでしょうか?
これらのうちの過半数が海外からのヘッジファンドが占めている、という現実です。
ちょっとショッキングな数字が掲載されていました。
8月5日の日経平均株価の急落で猛威をふるったのがこの短期ヘッジファンドだっということです。
それまでの日米の金利差を利用して、円を買って金利の高い海外(主にアメリカ)で投資運用する、いわゆる、円キャリーの運用ですが、日銀の追加利上げとアメリカの金利据え置きで円安が反転するやいなや、一斉に取引を逆回転させた事によって起こった現象でした。
それに輪をかけたのが、コンピュータープログラム売買で順張りのヘッジファンド勢が株の売りにまわり株価急落に輪をかけた結果です。
今思うと、日本株、特に殆どの個別株の業績が悪化したわけでもなく、大きな経済的ファンダメンタルが崩れたわけでもないのに、急落率が世界一になってしまいました。
以前ご紹介した世界の逆張り投資で有名な、ウオーレンバフェット氏率いるポートフォリオ集団ですが、この長期投資家の視点では今回の日本株の意味の薄い急落場面は「熟す果実のオンパレード」と映った様で、相当な金額を逆張り長期目線で日本個別株を買い増した様子でした。
目利きの効く長期投資家目線でここまで莫大な投資利益を上げてきた集団だけの事はありますね。
一方で、我が日本勢をみてみると、日本株最大の投資家集団である年金独立法人GPIFは投資の9割以上がインデックスがと言われています。
株価に連動して投資していくタイプのもので、現物株の業績や投資先等を分析して発掘していくタイプの資金とは全く異なっていますね。
一昔前までは、日本の投資家と呼ばれる大手の集団もウォーレンバフェット流だっと記憶していますが、いつの間にやらコンピューターでのインデックス型に移行していったみたいですね。
海外からのヘッジファンドマネーや日本国内のインデックス売買が主流を占める取引形態が我が物顔で闊歩する限り、いつ又今回のような急落場面が起こっても不思議はないですね。
私は、日経先物指数売買に関してはxBid Proを使用したシステム売買運用が100%ですが、今回のように理由もなく株価が急落した場面では、あくまで長期目線での日本個別株の現物買いを運用する事があります。
今回もキュルアクの翌日の戻り貴重の場面で、半導体関連株と銀行株をお小遣い程度仕込んでまました。
現物株の長期目線での投資ですので、目先のアップダウンには一喜一憂するなどという事はありません。
ほんの少しばかりではありますが、ウォーレンバフェット氏を見習ってです!!