【半値戻し達成、その後は、、、、、?】

歴史的な急落を経験した日経平均株価ですが、その後、瞬く間に連日の急騰戻しで、16日には急落からの半値分を取り戻しました。

今振り返ってみれば結局あの急落は一体何だったのだろうか、と思わせるような勢いです。
2週間で3万8000円台に乗せ、年初来高値の4万2224円の半値戻しの水準まで戻ってきました。

今回の急落の原因は色々いわれていますが、主要因は、短期筋(ヘッジファンド等)の円キャリー取引等の巻き戻しによる短期マネーが急落の主導をした事がそもそもの要因だった様ですね。

急落に伴って短期筋は売りを浴びせ、長期投資家が買いを入れた結果の相場でした。
結局大損を被ったのが、逆張りを主体としていた日本の個人投資家だった様です。
落ちてくるナイフを掴んでしまった結果、追証との絡みで損切りをせざるを得ない状況に置かれてしまった感じです。

16日に発表された投資部門別売買動向調査では、日本株が4451円安の急落となった8月5日を含めて8月の第1週だけで海外の長期目線の投資家連中は日本の現物株 4900億円もの買い越しだったとの事です。

個別企業を分析してここぞとばかりの絶好の狩り場を見逃さなかった訳です。

PER(株価が割高か割安かの指標)の変化をみてもわかりますが、急落前までは15倍前後で推移していたものが13倍程度と最近では珍しい程の水準でした。
余程の買い場だった事がわかります。

一方で短期売買で用いられる信用取引では8月台週は、3600億円弱の売り越しだった様です。
急落場面で、買い向かった日本の個人投資家が、下げによる追証発生が発生し、耐えきれなくなって投げ相場でのセリングクライマックスとなった感じですね。

そして、5日には東証プライム市場の売買代金は8兆円規模に膨れ上がり、その後も5兆円を超す売りと買いが拮抗した売買高を記録していて、この事から、これから先の相場感が相拮抗している様子が見て取れると思います。

この先の見方としては、まだ意見が分かれているようです。
半値戻した後には2番底を付けに行くと見る論評や、半値戻しを達成したので今後は狭い範囲のアップダウンを繰り返しながらこのまま4万2000円超えを目指していく論調も観られます。

個人的には今回の相場付きは2番底の形成はまだ先の様にも思えるのです。
そもそもの原因が円キャリーの巻き戻しに有ったのは事実ですので、実態の相場付きを映していないと思うのです。

むしろ、この先の秋口に起こり得る、北米の大統領選挙結果を筆頭に、地政学的要因のウクライナやイスラエルの紛争の絡み、このあたりの問題が大きな局面を迎えて、ひょっとすると長い目で見た2番底を試しに行くのではないだろうか、とさえ感じています。

でもその後は世界的に観ても日本株が見直されてい行くと考えています。
アメリカの次期大統領がどちらになっても中国バッシングは継続すると思います。
世界の自由経済圏での動かさざる事実、常識化、が継続していくと考えます。

中国への投資マネー終演を迎え、それが本格的に日本に流れ込んでくる、日本企業が見直される、結果、日本経済全体が更に活性化される、日経平均株価のジリジリとした値上がりの継続、そんな
 ”絵図” が浮かんできます。

もしこれが世界的経済界の常識が定着し、やがてブームとなるとすると、この先 年末から来年にかけて日本株、とりわけ半導体関連の株価の賑が起こってくる予感がするのです。

今年の年末には日経平均夢の5万円達成が現実になるのかもしれないという予感もしています。
ちょっと 超楽天家 過ぎの考え方でしょうか?????

システムトレード以外で、内緒で、、、、コソッと、、、、、「東京エレクトロン」等の半導体装置関連株を仕込んでも面白いかな、と密かに画策しているうちの一人かもしれません。

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