【両建て売買に関して、実際に長期使用での感想】

皆さん、 両建売買 てってご存知でしょうか?
もちろん、株式等の投資活動の中での実際の投資方法に関する一つの方法の事です。

投資において、新規にあるポジションを保有していく際に、相場の動きの中で、「買い」と「売り」、両方のポジションを保有して売買を行う、という一つの売買手法の事です。

相場経験のある方はすぐにお気づきだと思いますが、「えっっ、、、買いと売り、両方を新規で保有するという事は、それらの約定値の差額がずっと同じマイナスの損失となて動くだけじゃ無いの? メリットなど無いのでは???」とお考えになると思います。

これは、実は、正解でもあり、そうでも無いのです。

システム売買を行っていて、セッションという概念が無い相場、例えばFX等、では、これはほぼ正解に属します。
ただ、セッションの概念の無いFXでも両建てのポジションに利益確定値とロスカット値の設定を行っておけば、そうでも無い、とも言えるのです。

ここで、セッションという区切りのある相場、すなわち、私がずっと行っている、日経225先物売買とかでは、少し違った意味合いが出てきます。

以降は、xBid Proを使用して実際に、両建て売買、を数年間行ってきて、メリット、デメリットなど、生の感想 なるものを記載してみたいと思います。

xBid Proではセッション内では継続して売買を繰り返す事が出来るようになっています。
この仕様をうまく活用して、「両建売買」を楽しむ事が出来ます。
まず、実際に使用してみての感想です。(理論的に考えれば至極当たり前の内容になるのかもしれません)

1)通常の売買方法、ここでは「片張り」と称します、と比べて、各セッション内でのトータルの
 マイナスが極めて少額となる。
 また、考え得るこのトータルのマイナスは、相場を始める前にユーザーが自分自身で事前に設定
 する事が可能。
 この点は、一般的な「片張り売買」と比べて大きなメリットだと感じています。

2)目標とする利益確定値(ここでは利確値と称する)の設定値にもよりますが、適切な設定を施した
 「片張り売買」と比べて勝率が低くなり、相場によっては、開始直後には早々と事前に確定した損失
 を抱えたままで終了まで動くこともあり、”売買の面白み” に欠ける。
 この点は、一般的な「片張り売買」と比べて精神面でのデメリットだと感じています。
 勝率面で言えば、私が継続して使用してきている複数の設定値では殆ど、全てと言っても良い、で
 勝率は5割を下回ります。 
 勝率面だけでみると、大体が30%台の設定でのものもあります。
 これは実際に売買を継続してみるとこの勝率では結構キツイ面があります。
 この先ずっとマイナスが続いていく様な 嫌悪感 をも感じてしまう事があります。

3)勝率面で30%台のストラテジー設定値でも、マイナスが永遠に続く感覚となってしまう様な相場
 でも、不思議だと思われる方が多いと思うのですが、月間トータルで見るとマイナスとなってしまう
 場面が無いのです。 少額であってもプラス浮上となって終了してしまうのです。

 というか、むしろ、勝率と利益額、という観点から見るとそのプラス額は結構大きく勝ち越して
 いる、という まさに、一般的な「片張り売買」では到底理解できない結果にも遭遇します。

 殆どで、勝率が5割を下回ってしまう事になるので、この事を事前に自分自身の”脳の中”に事前
 インプットを十分に行っておかないと継続的な売買はとても無理になってきます。
 まさに、精神的によく鍛錬されていなければ安心して売買が継続で来なさそう、これは大きな
 デメリットと感じています。

4)マイナスの損失額は少ないが、その回数が多くなる傾向にある(勝率が低い)売買となるので、
 月間トータルでみても、適切に設定された「片張り売買」に比べると利益金額そのものも低く出る。

 ただ、適切に設定された「片張り売買」でも不得手な相場は必ずあるもので、その際のマイナスは
 大きく負け越す事になってしまうのですが、「両建て売買」の場合は、適切な設定値であれば、
 殆どの相場で大きなマイナスは皆無となっています。
 これは、安定した売買が可能、という観点では大きなメリットだと感じています。

以上を端的にまとめますと、一般的な「片張り売買」に比べると;

・「月間利益額は低くなり、勝率面でも低くなるが、月間トータルマイナスがほぼ無い」、この様な
 「安定度の高い売買結果」を示す傾向となっています。
 「両建て売買」の上記の様な”性格”を事前に ”自分脳” に十分インプットしておければ、安心して
 売買枚数を上げての売買が出来ています。

この様な事になると思います。
ただ、「片張り売買」であっても「両建て売買」にしても、システム売買を行う際の設定値は両者共に
「適切な設定」を施す事が最前提となっている事は言うまでも無い事です。

特に、「両建て売買」は一般的では無いだけに、十二分に熟れた設定値、を選ばないと目的の安定した売買などはとても出来ません。
ここに、一般的では無い「両建て売買」を行う際の、ちょっとした高いハードル、があるのかもしれません。

それと、この様な安定的に売買が可能な、適切に設定された両建て売買、でもその設定値を変える事で、片張り売買まがいの、リスクもあるが高い損益額が得られる設定値も存在します。
このあたりも面白いところだと感じています。

でも、最適な両建て設定値は相場経験のある方でしたら容易に見つけられるのかもしれません。
相場の色々な場面を思い浮かべて、xBid Proのロジックに当てはめて考えてみれば、成る程、となると思います。

両建て売買、この特殊ですがアマチュア精神満載の売買手法、面白いです。

皆様この安定感の高い売買手法獲得ににチャレンジしてみて下さい。

次回は、両建て売買場をおこなっている際に遭遇する、結構面白い、売買も有ったこと、に関して記述してみようと思います。
お楽しみ下さい。

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