【マイナ保険証:移行まであと1ヶ月、使ってみたら、、、】
政府が設定した保険証、マイナンバーカードへの完全移行が12月2日の1ヶ月に迫っています。
この完全移行に関する国民の理解度がどうも深まっていないようにも感じているのですが、、、、。
先日、健康診断があり、その際の受付時に、ものは試し、という気持ちで、従来の紙保険証を持参せず
マイナンバーカードだけを使ってみました。
最初は受付時にマイナンバーカードを読み取り機にかざす際に少し戸惑いましたが、その後は問題なく
スムースに保険証登録等も出来ました。
この簡単さだと、今現時点で言われている、お年寄りには使いづらい、という話には確たる根拠が
無いようにも感じられました。
昨今では、私も含めて、いわゆる ”お年寄り” に属する年代層の方々も結構な割合でスマホを使い
こなしておられる時代です。
それに比べれば、マイナ保険証の初期登録やそれ以降の使用に関して、これらご心配の ”お年寄り層”
が使えないだろうという心配などはどうも要らぬお節介の様にも感じたところが有りました。
勿論、とても使えないと感じる層の方はいらっしゃるとは思いますが、どうも一般的な新聞等の
報道内容とは少し違和感を持ちました。
マイナンバーカードに1本化することで、いわゆるデジタルの活用で、旧来からのアナログ紙保険証の
時代とは全く違う世界に踏み入れる事が可能となったメリットの方が遥かに大きいと感じています。
例えば、医師や薬剤師は患者の同意に基づいて、過去の診療情報を確認できるようになるため、
より適切な医療サービスの提供や、危険な薬の飲み合わせ防止ができる。
別々の医療機関が同じ患者に対し、同じ検査をするといった医療の無駄も削減できる。
過去の医療歴、処方薬の履歴、処置内容、等々、全てに記録が残っていく、それが次の治療、医療現場
で有効活用できる、このメリットの方が遥かに大きいと感じています。
使う側本人により大きなメリットが有ると思います。
衆議院選挙後の野党や自民党なども、紙ベースの保険証を使えるように残す事にほぼ同意見のようで、
12月2日移行も従来の紙ベースの保険証も併用できる制度にするみたいで、これは私も賛成なのです
が、要らぬお節介度が過ぎて、日本全体のデジタル活用の進行を遅らせたり逆回転させたりする事の
無い様に望む次第です。
統計を観てみると、マイナ保険証への移行目前になっても利用率は低迷している様です。
9月の利用率は前の月に比べて1.44ポイント高い13.87%だったのですが、施設類型別では病院
(24.10%)が高く、医科診療所(11.50%)が低くなっています。
私達一般国民が最初に訪れる医療機関である 町医者的な存在の 医科診療所 での利用率が
極端に低くなっている理由は何のでしょうか?
小さな医療診療所では未設置なところが多いのでしょうか??
ちょっと気になります。
ただ、私の周辺の医療診療所とか、処方箋薬局では、私が知っている限りですが、全ての機関でマイナ
保険カードの読み取り機が既に設置されていました。
という事は、この様な通常訪れる最初の診療機関ではまだ依然として紙ベースの保険証を使用する
方のほうが圧倒的に多いという事なのかもしれません。
もしそうだとするなら、今の政府機関のやり方自体が間違っていると言わざるを得ません。
アナログの紙ベースの保険証利用からデジタルマイナ保険カード移行へのメリットやマイナ保険カード
の使用難度は低い、使いやすい、等など、この様な観点から大きなメリットをもっと広く一般国民に
浸透させる必要が高いと感じます。
ただ、次のような記事も目にした事がありました。
厚労省が10月31日に開いた社会保障審議会の医療保険部会では、健康保険組合連合会の佐野雅宏会長代理が政府に対し「不安を持っている国民に対し、マイナ保険証を持っていれば安心だというPRをもっとやっていくべきだ」と求めた。
求めただけで終わらないで、徹底して頂きたいものです!!

