【インテル ショックと言うお話です】
アメリカシリコンバレー発で、このところ、インテルの株価急落の話題が多い様です。
インテルといえばだれでもがすぐ思い浮かべるのがパソコン等に使われているCPUだと思います。
たとえば、インテルCore i7 とか Core i9 とかの事です。
今後もパソコンのCPUでは、競合のAMD社のCPUと共に各パソコンメーカーで採用し続けられると思いますが、インテル製のCPUはAMD製を遥かに凌ぐ占有率で、半導体メーカーの中ではこれまで
ほぼ ”敵なし” の勢いでした。
私共が通常使用する最近のパソコンに採用されたCPUで、インテル製CPUの不良問題が大きく世界的なニュースとなっているのをご存知でしょうか?
最新のCPUチップが破壊されてしまうのです。
ある日、突然、パソコンが動かなくなってしまうのです。
”破壊”されるのです。恐ろしいですね。
今や世界的な大きな問題となっている様なのですが、このインテルの株価がこのところ急落しているのです。
前述のCPU不良問題が影響している部分も多少はあるかもしれませんが、この主要因はエヌビディアがここでも絡んだお話になっているのです。
人工知能(AI)で重要な素子である描画機能の半導体開発でインテルは出遅れてしまって、いまやエヌビディアには到底追いつけない状況下に置かれてしまっています。
今後は世界的な潮流であるデータセンター用の半導体チップではAMDに追い抜かれる、という事も業界では常識とさえされています。
これまでは、”我が世の春” とばかり、圧倒的多数でインテル製CPUがパソコンCPUのスタンダードとして採用され、高収益企業の代表だったあのインテルでさえ、少しの経営判断の見誤りで、まさにアット間に負け犬の様を呈してしまう、という事なのですね。
先週発表されたインテルの4半期の決算では、16億ドル以上の赤字計上で、1万5千人ものレイオフを実施する、と公表された事で、一気にインテルの株価が26%の急落した様です。
今回の損失でインテルの時価総額の1/4が消失してしまった、との事です。
大変な事ですね。
このインテルショックも加わって、半導体関連メーカーの株価が連れ立って大きく下げた要因の様です。
データセンター関連でこのところ長らくエヌビディア株が継続して買われてお大きく跳ね上がっているのと対象的な動きです。
それにしてもエヌディアの株価ですが、一体どこまで上がり続けるのでしょうか。
まさに今に時代、エヌビディア一強といった感じですね。
一年前だたと私の記憶にあるのですが、エヌビディア株が大きく値上がりを始めた頃に、この先は人工知能の時代で関連産業は大きな変革が起こり得る、という新聞の記事を見た覚えがあるのですが、その時のエヌビディアの株価も急騰していて、私にはほぼ天井かな、という感じで傍観していたのを思い出します。
そこから、今では、更にエヌビディの株価は2倍以上に跳ね上がってしまっています。
あの時、買っておけばよかったな~~~~~ 、、、、、。
株価を眺める度に後悔、後悔、、、の連続です。
でも、一般の投資家が、自分自身に余程の裏付けが有って確信が出来ていなければ、とてもあの当時の状況で急騰していたエヌビディ株を買い上がるのは困難がある、と自分自身に言い聞かせています。
と、毎度毎度、この様に自分自身をなぐさめています。
いや~~、企業経営というのは難しいものですね。
それにも増して、個別株への株式投資というのは、不可解、困難、なものですね。