【アメリカの雇用状況好調、という事は??、、、】
アメリカの経済諸表が日本株、もちろん世界の株価、にも大きな影響力をもっているのですが、
諸表のなかでも、雇用統計もその大きな一部を占めています。
雇用統計は毎月発表されますが、これまではFRBの利下げの判断にも利用されています。
この雇用者数ですが、これまでは見通しとして、減少していくのでは、と言った見方が多かった様な
状況でした。
ところが、先般発表された9月度の雇用者数は一転して前月比として25万人増と予想を大きく上回る
発表がありました。
これを受けてアメリカの市場ではFRBによる11月の大幅利下げは見送られるのではないか、あるいは、
利下げも小幅で収まるのでは、という観測意見が多数を占めるに至ってきました。
FRBパウエル議長もこれでアメリカ経済の軟着陸に自身を持ったのではないでしょうか。
4日(金)のナイトセッションで急激にドル円の為替が円安方向に大きく変動し、それに伴っって
日経平均先物株価指数も大きく跳ね上がりました。
米ドルのみが他の通貨に対しても一強状態でした。
4日のアメリカ雇用統計の発表時点で、世界の通貨に対してドル一強の状況となっていました。
他にも為替や株価に影響を及ぼす様々な指標がありますので、この先の株価とか為替の動向には
他の諸表も注視していく必要はありますが、まずは、アメリカでの雇用面からみた経済状態はまだ
強気を崩していない様です。
他の諸表も横目で見ながらとなりますが、雇用統計が持ち直しを示している事から、アメリカの
株価値上がり ⇒ 為替レート ドル円の円安方向 ⇒ 日本株への好影響 という 正の循環
が生まれてくる可能性が大となってきています。
アメリカの経済状況の軟着陸 ⇒ アメリカ株価上昇 ⇒ 円安 ⇒ 日本株価上昇 という
パターンがそろそろ観え始めるかもしれません。
一方で日銀のスタンスは、石破さんの 手のひら返し もあってか、当面は利上げは保留状態で金利
は現状維持継続 という事になりそうですので、年末にかけて 株価の値上がりラリー循環が
再現していく様な感じが強くします。
あとは、大統領選の結果、日本の衆議院選挙結果、中東情勢、ウクライナ情勢、東アジア情勢などの
地政学的な要因がありますが、これは誰にも予測不能だと考えます。
現状からみると、やはり日本の株価はこの年末にかけてアップダウンを織り交ぜながら、更なる上昇
の確立が強いのではないでしょうか?
4万円突破で納会を迎える、この様な状況になって今年が終了するかもしれないです。
私は、9月の急落後、長期保有資産の一部として、半導体装置関連 の現物株を久しぶりに仕込み
ましたので、じっくりと値上がりを期待しながら眺めていこうと考えています。

