【 崩れるアノマリー :「選挙は買い」 】
このところ、日経平均終値、10日連続で始値下回る 陰線引け が連続しています。
長らく日本の株式市場で定説とされてきた「選挙は買い」という相場格言が、今回の衆議院選挙と米大統領選を機に、その効力を失いつつあるようです。
日経平均株価は、10営業日連続で始値を下回るという異例の事態となり、市場に大きな波紋を広げています。
これまで「選挙は買い」が定説とされてきたのは、選挙の結果、与党が勝利することで政権が安定し、政策実行力が強化されるという期待感があったからです。
しかし、今回の衆議院選挙では、与党の議席数が減少する可能性が報じられ、政権基盤の安定性に疑問符がつき始めました。
また、米大統領選も接戦が予想され、政治の行方が不透明な状況が続いています。
これらの要因が重なり、海外投資家を中心に日本株への投資意欲が低下しているのが要因の一つです。
特に、欧州の投資家は 脆弱基盤の石破政権誕生 の可能性を懸念し、日本株の売り姿勢を強めているとみられています。
このような状況下で、市場では「CTA」と呼ばれる、相場の流れを追随して金融商品の先物を売買する投資家の売りが広がっています。
また、日本企業の業績は良好であるにもかかわらず、株価が伸び悩んでいるのは、政治的な不安感が大きく影響していると考えられます。
今後の日本株市場動向を考えた場合、衆議院選挙と米大統領選の結果次第で大きく動きそうです。
もし、自民党が単独過半数を割ったり、米大統領選で民主党ハリス氏が勝利したりした場合、日本株はさらに下落する可能性があると考えます。
ただその一方で、日本企業の業績は好調を維持しているので、中長期的な視点で見れば、日本株の魅力は依然として高いと言えます。
ここは賢く、今回の下落を買い場 と捉える長期目線での投資戦略も一興かと、、、、、、、。
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